こんなのあったんだ。「casTY」。

4/26に開催されるRTCカンファレンスVol.11 『ビジネスにするWeb2.0』の参加受付が8時間で定員になった、というのを聞いて、なんかうまいイベント運営支援ってないかなぁ、と考え出したのが発端で。

 

いや自分はぎりぎり滑り込みセーフだったんですが。この参加者たちの参加しようってモチベーションの源泉は何なんだろう、とか思いつつ。
一方ではてなでは動画配信会議への参加者を積極的に募ってるけどいまいち集まってなさそうなかんじがするし。人が集まらなきゃやっぱ寂しいけれど、逆に集まりすぎたら集まりすぎたで、参加者一人一人の参加度というか発言機会はどうしても相対的に減っちゃうよなー。たんに広い会場を用意すればいいって問題でもないのかなぁ、と。

 

そういえば学生のときに遠隔授業ってのがあって、教授がしゃべってるのをストリーミングで別の場所へも生放送して、同時にその講義専用の掲示板やチャットがあって、遠隔からの参加者はそこへ発言すると教授が適宜それを拾って講義の話題にしてくれる、という運営の仕方をしていて。あのスタイルなら受講者はその講義時間にパソコンの前に座ってさえいれば、どこに居ようとおなじ場所で参加してるかようにその講義に参加できておもしろかったなー、なんて思い出も。収録した講義ムービーはちゃんとストックされて、あとから好きなときに視聴できる。もう何年も前のことだけど、いまでいうビデオキャストだわな。

テレビ電話会議システムとかとも近いんだけど、でも違うのは、映像や生会話だけじゃなくてチャットのようなwebサイトを用意するところが想像以上にしっくりくるんですよ。
以前参加したアカデメディアにも、スピーカーの講演中に質問を随時受け付ける掲示板サイトを用意してる回があったなーとか。

 

なんてのをもやもや考えながらてきとうにぐぐってたら、casTYなるサイトを見つけた。

http://casty.jp/

へー。聞いたことなかったけど4年も前から運営されてるサイトらしい。東京電力TEPCOひかりの普及を目的に作ったサービス?4年前いうたらYahoo!BBADSLモデムを配りまくってた時期ぐらいだよね。へーADSLさえまだ満足に普及してなかった時期からこんなことやってたんだねぇ。

で、これ。よく見てみたら、じぶんがぼんやり考えたことにまさにぴったりじゃないですか!

  • だれでもユーザ登録すればムービーを配信できる。いわばビデオキャスト(フィード配信はサポートされてなさそうだけど)。
  • ムービー放映と並行して専用掲示板あり。たとえば吉本芸人の番組なんかだと、いまやってるネタの解説とかやってるみたい。アイドルの私生活垂れ流し番組とかでも視聴者の発言が盛り上がってますねぇ。
    • 惜しむらくは、放映回の順番と回の中の発言とが、ソート順が統一されてないこと。一見わかりづらいっす。
  • 放映する=収録するおなじタイミングに視聴者が参加してくれることが何より大事、ってことで、次回の放送時間を告知する機能もちゃんと整備。

 

世間じゃいま、やれGyaoだのYouTubeだのと騒がれているけれど、これらは両者とも、収録済みのムービーを配信しているだけであって。
このcasTYのように、収録=生放送しているその瞬間に立ちあって、掲示板を通して出演者へ発言ができて、それが収録内容へ活かされることができる、って、なんだかあたらしくないすか?!
大学の講義形式なイベントの運営にも役に立ちそうだし、たとえば遠隔会議とか、定点の実況中継or気象観測とか、私生活24h垂れ流しとか、応用できそうなシチュエーションはいっぱいありそうな気がします。

 

やべーじぶんもwebカメラが欲しくなってきた。