いいスピーカーのある2週間の生活。

Q:徹底レビュー中!

上記のエントリーの続き。NIROのサラウンドスピーカー「Q:」のモニター期間2週間がこの週末でおしまい。この2週間、自宅にいるときはいつも以上に音楽に満ち満ちた生活をしていました。その中で感じたことをまとめてメモ。

 

設置場所は、いろいろ試した挙句に、もともと持ってるスピーカーの上下という結論になりました(メインスピーカーとトップスピーカーの距離を離すのにちょうどいい高さだったのです)。そういえばQ:のスピーカー外観にはNIROのロゴってないんですね。なにか理由があんのかな。

 

サウンド
  • 重低音がスバラシイ。サブウーファーでかいですからね。いちど、音楽流しながら昼寝しようとしたんですが重低音が内臓に響くように感じられて妙に気になって結局寝れなかった、ということがありました(じゃあボリューム小さくしなさいってば。)
  • 逆に、高音域の響きがちょっと弱い感。特にハイハットとかシンバルとかのカナモノ系の音が全然聞こえてこない。これはもともと自分がつかっていたスピーカーが安っぽいシャリシャリした音がよく響くから、って理由が大きいかな。それに加えて、Q:のコンセプトが「疲れない音」で、高音域の音はずっと聞いていると疲れやすいそうなので(へー、知らんかった)、そういう仕様ってのもあるのかと。ただ、Q:のアンプで音域ごとのバランス調整が可能なので気になるようなら自分の好みに調整すればOK。
  • スピーカーの設置位置について。前述のとおり、当初は高音域が弱く感じられて、だったら自分のすぐそば50cmくらいの距離にスピーカーを置いたほうが細かい音もクリアに聞こえるかな、と、試してみた。そうすると今度は低音が全然聞こえなくなって、低音域は2mくらい離れたほうがよく響いていることを発見。近くに置いていると自分の気がつかないところで重低音が響いて近所迷惑になるかも、ということで、結局2m離れた位置に設置することにしました。

 

設置・配線
  • 配線自体はとてもかんたん。これはQ:のいいところですね。
  • サラウンドまわりの知識が全然なかったので今回とても勉強になりました。自分ちをサラウンド対応にするには、スピーカーだけでなくて他にも買い揃えるものがあるんだと知りました。
  • ほかのモニター参加者の話を聞いていると、ケーブルが同梱されていなくて仕方なく買いに行った、って人が多かったようですが、自分は家の引き出しをあさったら使っていない光ケーブルがあったのですぐに使えました。1本くらい同梱してあってもいいんじゃない?とも思う一方で、なんかケーブルの種類も光やらD端子やらいろいろあるので何を同梱させるか考えるとむずかしいのかも。

 

音源聞き比べ
  • DVD映画、は結局一本も試さず。いやTSUTAYAのDVDコーナーで物色したりはしたんだけど、やはりふだんそういう習慣のない人間には妙にハードルが高かった。。。なので、Q:のいちばんのイイトコロ(前面に設置したスピーカーだけで、自分の後ろから音が聞こえる!)というのは試すことができませんでした。orz
  • TV映画。ちょうどスウィングガールズが放映されていたのでQ:で聞きながら見た。ジャズ音楽がふんだんに流れる映画。地上波アナログだけど、これはとてもよかった。音楽や人の声だけでなく、周囲のざわめきの音がクリアに聞こえてくるのはTV備えつけのスピーカーと全然ちがう。
  • CDやiPod(JPOP、ジャズ、クラシック)。これは一長一短があった。重低音についてはしっかり迫力があって二重丸。音源によって低い音の響きが全然ちがくて、ロックバンドのドラムスやベースの音よりも、ユーロビート曲の電子的ベース音のほうが周波数的に低いのか心臓にダイレクトに響く。あとこれは部屋の問題もあるだろうが、自分の部屋では左右のパンがあまり効かなくて、やはり右左2つのスピーカーを設置して聞くのに比べるとQ:はステレオ感が弱かった。
  • ゲーム。自分はわりと偏執的にゲーム音楽BGMが好きなんですが、これに関してはいいスピーカーで聴いてもしょぼいスピーカーで聴いても思ったほどの音の違いはなく。いや全然違って聞こえるんだけれど想像の範囲内というか。ただ、大きく違うのは効果音。爆発音系のSEはやはり重低音が効いているほうが身体ごと揺さぶられるようで楽しい。

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総論
  • 5.1chサラウンドを結局ためせなかったので、Q:の魅力をすべて味わうことはできなかった、というのが一番で。2chステレオ音源を視聴すると、迫力ある重低音で楽しめましたが、これだけで定価8万円はちょっと高いかな。やはりふだんから映画DVDをよく見ていて大画面TVを持っている人にこそ、Q:の良さがもっとわかるんだと思います。
  • そんなわけで、モニター参加者としてあまりお役に立てなかった感が満載なんですが、この2週間とても楽しい音楽生活を送ることができました。他のひとも言っていましたが、このスピーカーがあったせいでいつも以上に音楽に満ちた生活をするようになって、スピーカーへの意識も高まりました。主催者のみなさまありがとうございました。

 

果たしているかどうかフメイですが、これ読んで自分も自宅でサウンドを試してみたい、という人は、一般向けにも体験モニターやっているのでどうぞお試しください。

 

 

最後に、モニタープログラム自体について感想
  • 参加者同士のチャットルームが用意されていて、これが熱い。楽しい。知識に長けてる人も多いのでめっちゃ勉強になりますた。
  • 他の人が気合いの入った記事をたくさん書いているので、どうも必要以上に自分は何を書くか意識してしまう。スタート時にはもっといろいろ書いてやろうと思っていたのだけれど、先を越されて同じことはもう書いたら負けな気分になった、というのがちょっぴりありましたw
  • NIRO中道社長じきじきにチャットに頻繁に参加。参加者から製品の不具合を指摘されて、それに対して製品交換しますという対策アクションがすぐにとられて、これはただただ関心です。すごいっす。ユーザーと中の人とがめっちゃ近い距離で一緒になにかをしている感ってダイスキです。
  • NIROにとってこのモニタープログラムの成功指標はなんだったのかなーと勝手に想像。単純に記事本数による露出増だけではなく、実売数につなげたいのだろうと思って最初の時点でアフィリエイトとか考えてたりしていたんだが、モニター参加者たちが数々のフィードバックを出していて、それだけでNIROにとっては貴重なユーザーの声になるのかなーとおもったり。いや自分はあまり貢献できてないけど(汗)。実売にまで行かなくとも、モニター参加者のブログを読んで一般向けの体験モニターをやってみたいって促すのならまだハードル低いかな、とは思っていたので、こういうかたがいらっしゃってとても嬉しいようなでも在庫切れかよーとか思ったり。
  • そんなこんなでとりとめもないですが、こういうモニタープログラムをやるのは初めてでしたがとても楽しい経験でした。またなにか別のがあったらやってみたいっすねえ。