ニース・エズ村・モナコ編02 + TGVでパリへ移動編

フランス旅行記の続き。ニース2日目の月曜日は、エズ村とモナコへ行ってきました。

エズ村


エズ村はニースから東へバスで25分ほどの距離。ニースの長距離バスセンターから、112番のバスに乗ります。

 


出発直後。この日の朝は大雨でした。

 


曲がりくねった山道を走ってエズ村のバス停に到着。バス停ごとのアナウンスはなかったですが、乗るときに運転手さんに声かけておいたので着いたのを教えてくれました。到着したのは朝9時半ごろ。

 


バス停付近から村の頂上を見上げる。エズ村は「鷲の巣村」とも呼ばれていて、海のすぐそばにせりたったガケの上に集落が作られていて、中世の争いのときには要塞のようになって海からの攻撃を防ぎやすかったんだとか。

 


ということで村の中に入って、頂上を目指して登る。村の中はこんな感じで徒歩移動オンリーの街並み。坂も急です。悪天候もさることながら行った時間が早すぎたようで、ほかに観光客ほとんどいないし、お店もまだ開店前のところが多かった。ちょっと寂れた感でした。が、別の時間に行くと賑わってるんだと思います。

 


頂上にあるエズ庭園 Jardin d'Eze に到着。ぐるっと見渡せる広場になってました。雨と風がなければ爽快だったろうに。。。冷たい雨が寒かった。

 


頂上から西側ニース方面の眺め。雨につき視界悪し。

 


こっちは北側。ちょうど真ん中あたりがバス停降りたところ。ここから登ってきたわけです。

 


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この付近のグーグルマップ。写真と風景がほぼ一緒ですな。

 

そんなこんなで、天気悪かったこともありエズ村観光は足早に終了。
次の目的地モナコに向かうバスまで時間があったので、バス停の前にあったカフェでカプチーノ飲んで休憩&身体あたたため。でもって来たときと同じ112番のバスに乗って、モナコへ。

 

モナコ

エズ村から20分弱で、モナコに到着。「パレスに行くならここで降りると近いよ!」と運転手さんに言われるがまま降りてみたバス停の前の風景。あとで調べたらフォンヴィエイル・ショッピングセンター Centre Commercial de Fontvielle という大きい商業街の山側入口にある、 Place du Canton というところでした。
モナコはフランスとは異なる独立した国家で、バチカンについで世界で2番目に小さい国ですが、国境を越えるときにはなにもありませんでした。知らないとフランスの一部としか思えない。けど街並みの雰囲気がなんか違う。ヨーロッパ的な石造りの建物なんだけれどやや高層で背の高い建物が所狭しと並んでいて、シンガポールのような都会の雰囲気も感じる。いたるところででかいクレーンが設営されていてビル工事も多数行われてました。

 


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モナコのグーグルマップ。白い線で囲まれたエリアがモナコの領土。青線赤線はバスのルート。

 


街の中心部にあるモナコ港。狭いところに建物が密集した街並みでした。

 


高台の上にある大公宮殿の前の広場にいったあと、南側にあるモナコ・ヴィル地区の旧市街を散策。モナコといえばF1、ということで、市内にはこういうF1グッズショップが多数あります。

 


旧市街から降りて港に向かう途中の街並み。ちょうど雨がやんだお昼過ぎ。人通りはそれほど多くなかった。

 


モナコ港のすぐそばを通る道路。F1開催のときは、この道路がコースになってグランプリレースが行われます。

 


街のいたるところに公衆電話ボックスがあって、「Monaco telecom」というラベルが張ってありました。で、そのMonaco telecomのお店があったのでパチリ。iPhoneiPadなんかも展示されていて。Mi-Fiがモナコでも使えたので通信インフラ的にはフランスの一部なのかと思いきや、こういうモナコローカルな通信会社もあるようだ。

 


カジノ前の広場、その名もPlace du Casino。旧市街から港を経由してカジノに来るまで、のんびり歩いて40分くらいだったかな。この広場は観光客で賑わっていた。

 


カジノ・モンテカルロ Lu Casino de Monte-Carlo 。お金持ちが集まる国のカジノ。
中にも入ってみました。撮影禁止だったので写真はなし。カジノ自体にはラスベガスや韓国でいったことあるけれど、なんか雰囲気がそれらとはぜんぜん違って、すごく重々しい高級感だった。日本の商業施設に例えるなら、モナコのカジノは銀座和光デパートでラスベガスのカジノはららぽーと、とでもいうか。華やかな空気はそれほどないんだが、真のお金持ちたちだけが集まることを許された高級な娯楽の場、という感じだった。

 


カジノに向かって左手にある、別の小さめのカジノの入り口にあったレストランで遅めの昼食。こちらは生サーモンとスモークサーモンのなんとか、というメニュー。昼間っからワインですな。

 


こちらはラタトゥイユ。これがとてもおいしかった!野菜オンリーなのにしっかりとしたコクの味。オリーブが効いていた。

 

ニースに戻る


昼ごはんも食べて時刻は15時。十分にモナコを観光したので、ニースに帰ります。帰りは100番のバスで、海沿いの道を走るルート。この左側はすぐ地中海。

 

この日の夕食は、ニースの旧市街でシーフード料理を食べに。お店を物色してたら客引きの豪腕おばちゃんにつかまって入ってみたお店。

 


シーフードサラダ。全般的に滞在中は野菜が不足気味だったので、こういう生野菜をどうしても身体が欲してしまうとです。

 


地中海産の生ガキ!レモンをぎゅっと絞っていただきます!

 


サーモンとヒラメのカルパッチョ。盛り付けがきれいです。

 


そしてこれがメイン料理、ブイヤベース。海産物がてんこもり。ぐっと味がしみてておいしーい。

 

TGVでニースからパリへ移動


日があけて火曜日。この日は電車でパリまで移動です。ということでニース駅へ。

 


ニース駅の改札のところ。上の電光掲示で自分が乗る電車を探してホームへゴー。改札通るときには黄色い機械にチケットを自分でいれて打刻します。これ忘れると見つかったときに罰金くらうらしい。

 


改札の中に入って、ホームへ。乗るTGVが止まってました。

 


ニース始発の電車でゆっくり時間あったので、もういっちょ出発前の1枚。

 


TGV地中海線の車窓から。道中は窓ガラス越しであまりいい写真が撮れなかったのでこの1枚のみ。
ルートは、まずニースからマルセイユまではほぼ真西に、海沿いの道を走ります。地中海の眺めがとてもスバラシイ。マルセイユを過ぎると、それまでの在来線からTGV専用軌道になって、北へ向かう。リヨンあたりまでの最初のうちはなだらかな丘陵地帯で、遠く東のほうはスイス方面で高い山が見えて山頂は雪で白くなっているのがはっきり見えた。中盤くらいになると雄大な田園風景。畑や牧場が地平線まで広がるような眺め。農業大国フランスを実感。さらに北のほうに来ると、気候が寒くなってきたのか、木々の色が緑だったのが徐々に紅葉のものが増えてきた。

 


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この青い線がTGVで通ったルート(多分)ね。

 

そんなこんなで電車に揺られること5時間半。パリのリヨン駅に到着です。

パリに着いたあとは、リヨン駅からタクシーで10分ほどのところにあるベルシー地区のホテルにチェックイン。パリ中心部からは若干距離があるけれど、メトロ14号線で一本で中心部に行けるので便のいいところでした。この日の夜はさっそくボンマルシェ百貨店に出かけておみやげ物を買い込んで、それからちょっと歩いたところにあるクレープ屋さんへ。ガレットといってクレープ生地に野菜やお肉やらを挟んだメニューの有名店としてガイドブックに載っていたところ。

 


で、オーダーしたのがこれ。正方形に整えられたクレープ生地にバターがとろけーる。

 


カットしたところ。中身は煮込み肉とトマトとチーズ、だったかな。クレープ風だけど立派なお食事。具材的にラザニアみたいな味&食感でした。

 

グーグルマップを見てたら、旅先で行ったお店が多数リンクされてて写真もあったりして、お店名がうろ覚えでもすぐに特定できちゃう。これこのブログ書いてての発見。行ったのはクレープ・ド・カネットというこのお店でした。

 

 

ここまでで旅行のちょうど半分くらいです。まだまだ旅行記続きますー。