自宅で鍋料理シリーズ。

先週ちょっと体調を崩していて、そのときにたべたもの。ヘルシーな野菜&元気をつけるためにニンニク、という視点から、野菜を蒸してバーニャカウダソースでディップする感じの献立に。

 

 

ブロッコリー、カブ、トマト、椎茸、海老、豚肉、などを土鍋で蒸したもの。右下がバーニャカウダで、アンチョビとニンニクをすりこぎで磨り潰してオリーブオイルでのばして塩コショウで味付けしたもの。左下は市販の胡麻だれソースにちょっと味付けしたもの。バーニャカウダは初めてやってみたけれど、意外に簡単でおいしくできることを新発見。

そしてこの土鍋、最近になって友人にいただいたものなんですが、蒸し料理用の中皿がついてて非常に重宝。ちょうど寒くなってきたのも重なって、ここんとこ頻繁に出番ありまくりです。

 

以下、ここ3週間ほどのうちに自宅で食べたものたち。

 

つみれ鍋。白菜、ネギ、春菊、えのき、などなど。

 

また別の日の野菜蒸し&バーニャカウダ。パプリカやズッキーニもこの料理によく合います。ソーセージは粒マスタードをつけて食べるとなおよし。

 

スタンダードな寄せ鍋。と見せかけて、実はしゃぶしゃぶ鍋。お肉をしゃぶしゃぶさせるには野菜入れすぎだろという説も。おだしが出て美味ですよ。

 

あ、あと写真撮り忘れたけどキムチ鍋もやりました。キムチ鍋を作るには、煮立った状態に豚肉やキムチを投入するんではなくて、まず豚キムチ炒めを作ってそこにスープを足して鍋料理に仕立てるとおいしさが引き立つ、ということを最近知りました。これまで何度も作って食べてきたけれど、まだまだ研究の余地がたくさんあるぽいですな。

 

九州じゃんがらレッド

俺としたことがつい最近まで知らなかったんだが、九州じゃんがらレッドじゃんがらなるメニューができていたらしい。いつのまにそんなメニューができてたんだ?そうと知ったらさっそく食べに行かねば!

 

レッドじゃんがら

 

レッドというから単に辛いのかと思いきや、意表をついたトマト味。それでいてカプサイシンの辛さもなかなか効いた味。一口目はそれほど辛くはないが、ずっと後にうっすら残る辛さ。辛党の俺が辛いと思うくらいなので、普通の人にはだいぶ辛い部類だと思います。
トマト味のついたスープはなんだかイタリアンな感じですなー。ラーメンとは別の食べ物みたい。メンマとか高菜とかのラーメンオリエンテッドなトッピングはイマイチ合わないような気がするが、代わりにニンニク系のトッピングや白ごはんを投入したおじやなんかが非常においしさ引き立てそう。
結論。たまにはこういう変りダネのじゃんがらもよいかなと思います。おもしろいです一度はおすすめ。

 

羽田空港国際化

 

羽田空港方面の夜景。写真の左側あたりが羽田。
10月末に羽田が国際化されてから、飛行機が飛ぶルートが変わったみたいで。これから着陸しようとしている飛行機が何台も連なって見えるようになりました。この光たちが左側の陸地に向かって動いていって、次々と着陸していくです。

 

パリ市内観光編

フランス旅行記も今回で完結編です。パリ市内観光の写真をいろいろ。

夕食編その1


まずはモンサンミシェルに行った日の夕食。パリに戻ってきたのが20時ごろ。オペラ広場付近で解散したあと、歩いて10分ほどのところにあるシェルティエ Le Bouillon Chartier というお店へ。着いたときには行列ができてて、20分ほど並んでようやく中に入ると、店内は広い空間に高い天井に、客が満席でワイガヤとしていて、なんだかビアホールのような賑やかな空気。比較的安めのメニュー揃えで、そのかわり1皿の量は少なめで、日本の居酒屋っぽく気安く食事を楽しめるお店のようです。
ものめずらしかったのは、テーブルクロス代わりにテーブル大の模造紙が敷かれていて、オーダーするとそこに直接内容を書き込んでいくスタイル。
 

これはなにのテリーヌだったっけな。赤ワインがあいます。
 

初めて食べたエスカルゴ。たっぷりかかったバジルとガーリックの味しかしませんでした。
 

骨付き鴨肉のコンフィ。皮がパリっとしていて美味。
 

会計を頼んだら、テーブルシートの上で暗算で計算してくれました。2人で行って50ユーロ足らず。グラスワインからデザートまで食べてこのお値段ならとってもリーズナブル。

 

ルーヴル美術館


 
日が空けて、市内観光メインの日。まずはルーヴル美術館 Musee du Louvre へ。正門前の中庭と軍人さんの図。ルーブルに限らず街中でパトロールしてる軍人さんをちょくちょく見かけた。
 

建物中央にガラス張りのピラミッドがあって、ここが中央入り口。行列です。
 

行列してる途中に掲示されていた、禁止事項のポスター。写真撮影はフラッシュ使わなければOKらしい。
 

で、ようやく中に入る。だだっぴろーい!展示されてる絵の数も半端なく多い。
 

ニケの彫像。詳しい解説 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%82%B1
 

一番人気のモナ=リザ。詳しい解説 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B6
 

ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」。詳しい解説 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E8%A1%86%E3%82%92%E5%B0%8E%E3%81%8F%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%A5%9E
 

館内は比較的自由になにやってもいいみたいで、絵画の模写スケッチをしてる学生の集団がいたり、こうやって本格的に居座って模写してるおじさんもいた。そしてそれに見入る子供、の図。
 

ハンムラビ法典銅像。目には目を、歯には歯を、というアレですな。詳しい解説 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%93%E6%B3%95%E5%85%B8
 

ミロのビーナス。すばらしい肉体描写。詳しい解説 → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9
 

美術館の地下にはこういう逆さピラミッドがあったり、アップルストアがあったり、商業街と直結してました。

 

シャンゼリゼ通り、凱旋門


ルーヴルから、シャンゼリゼ通りを歩いて凱旋門を目指します。ここはルーブル美術館の前にあるテュイルリー公園。遠くに凱旋門が肉眼で見える。
 

おなじくテュイルリー公園。左側に見えるのはコンコルド広場。この真後ろにはオランジュリー博物館があります。 

シャンゼリゼ通りの入り口。シャンゼリゼ通りのうち、ルーブル側の半分はこういう並木道で自然のみの風景、凱旋門側の半分はお店が並んでてショッピング街。
 

シャンゼリゼ通りの半ばあたり。シャンゼリゼ Champs Elysees って「エリーゼの野」って意味らしいです。
 

ラデュレ Laduree という有名なお菓子屋さん。マカロンをお土産に。イートインもできるみたいです。
 

プチ・バトー Petit Bateau という子供服屋さん。大人向けの服もあり。友人知人におみやげをば。
 

ようやく到着、凱旋門 Arc de Triomphe。この日はすこぶる快晴でした。
 

疲れてたので登らなかったけれど、らせん階段を登ると凱旋門の屋上に登れるようです。つうか凱旋門、相当デカい。

 

エッフェル塔セーヌ川遊覧


凱旋門からメトロに乗って3駅。次はエッフェル塔 Tour Eiffel へ。シャイヨー宮 Palais de Chailot からの一枚。東京タワーとは違ってまわりに高い建物がなにもなくて、その分エッフェル塔の存在があまりに際立って見える。 
 

タワーの足元部分。観光客で賑わっていて、物売りのイカついおっちゃんたちがはびこっていた。ちょうど警官が見回りにきて物売りたちがダッシュで逃げ回るシーンにも遭遇しました。
 

タワーに登る前に、セーヌ川の遊覧船に乗りました。エッフェル塔のすぐそばにある乗り場から、シテ島などの市内中心部を1時間かけて周遊します。ちなみに、一見晴れててあったかそうに見えますがこのときすでに17時。風が冷たくて凍えそうでした。
 

遊覧船に乗りこんで出発する前。船内にはカメラマンが何人も周遊していて、乗客を撮影しまくっていました。ちょうど遊覧から戻ってきたときに、このときの写真がプリントアウトされて出口に掲示されていて10ユーロで販売されるシステム。
 

ということで出発。セーヌ川からみたルーヴル美術館
 

シテ島の先端部分とポンヌフ橋。
 

ノートルダム大聖堂。時間があったら行きたかったんだけど、今回の旅行ではこうやってセーヌ川から眺めるのみとなりました。
 

サン=ルイ島まで回ったところでUターン。ここから復路。だいぶ陽も落ちてきた頃。
 

エッフェル塔まで戻ってきたの図。
 

より大きな地図で パリ市内 を表示
ちなみに青い線が遊覧船で通ったルート。そのほか、パリ市内で回ったスポットもプロットしています。
 

遊覧船が終わったあとは、ようやくエッフェルに登る。日没の時間だったけれど人がいっぱい並んでいて、上に登るまで30分はかかったか。ここは第2展望台。もっと上まで登るチケットも買ってたんだけどここからさらに長い行列ができていたので、登るのは断念しました。代わりに写真をいろいろ。
 

エッフェル塔の南東方面。高いビルが見えるのはモンパルナスタワー。
 

こちらは南西方面。いちばん街灯が明るく点っていた。セーヌ川の夕暮れって綺麗ですね。
 

こちらは北東方面。右側に見える大きな建物はグラン・パレ。左上に見える小高い丘がモンマルトル。
 

この日の夕食。エッフェル塔から歩いて10分くらいのところにあるレ・ココット Les Cocottes というお店へ。その名のとおりココット鍋をつかったお料理がメインのお店。店内はカウンター席中心のお洒落な内装です。
 

サラダ。バルサコミ酢で煮込んだ豚肉の細切れとゆで卵が盛り付けされたもの。旅行中は野菜大事。
 

かぼちゃのスープ。自然な味わいで美味。
 

スズキの煮込み。上にのった牡蠣が相性抜群でした。
 

野菜の煮込み。いろんな野菜が入ってます。これまた自然な味わいでとても美味。

 

国立近代美術館、モンマルトル


日が空けて金曜日。まずはポンピドゥー・センターのなかにある国立近代美術館 Musee National d'Art Moderne へ。1階でチケットを買ってから、このチューブ状のなかにあるエスカレーターを上って5Fの美術館に入ります。
 

美術館入り口はこんな感じ。ピカソマティスなどの作品が多数展示されてました。企画展もあり。
 

その次はモンマルトル Montmartre へ。サクレ・クール寺院です。
 

この丘の上からパリ市街を眺める。想像以上に眺めがよろしい。モンパルナスタワーが目立ってますな。
 

この日のおそめのお昼ごはん。またしてもガレットを食べに、今度はシテ島の南側にあるクレープリー Creperie Cluny というお店へ。サラダ入りのガレット、目玉焼きのせ。軽い食事にとてもよいです。
 
この日は、お買い物をしにまずラファイエット百貨店に行ってみたものの、あまりいいものがなく早々に退散して、パリ初日に行ったボンマルシェ百貨店にもう一度行ってみた。といってもあまり買ったものはなく、となりにある食品館で夕食の食材を買い出して、この日の夕食はホテルの部屋の中で済ませました。
 

シャンパンはヴーヴクリコ Veuve-Clicquot。今回の旅行で覚えた単語&味。そのほかボンマルシェで買ってきたサラダやフランボワーズのお惣菜、そして日本から持ってきたやきとり缶。十分な夕食であります。

 

 

モン・サン・ミシェル編

モン・サン・ミシェルのことをはじめて知ったのは4年前のことでした。そのときこのブログに書いてました。

 

 

写真を見て心を奪われて、いつか行ってみたいと思い続けていたわけですが、それがついに叶った日です。
フランスへ旅行に来て4日目、パリに来た翌日。パリ発のオプショナルツアーを利用して、この日は朝7時集合に向けて早起き。バスで片道4時間かけてノルマンディー高速道路を駆け抜けていく道のりです。

 

Going to Mont-Saint-Michel


今回乗ったバス。「1号車」と漢字で書いてあるのは、雰囲気をだいなしにするわけではもちろんなくて、日本人専門のツアー会社による、乗り間違いを防ぐための優しさですね。

 


より大きな地図で モンサンミシェル付近 を表示
モンサンミシェル付近。たしかこんなルートをバスは走っていたの図。



より大きな地図で モンサンミシェル付近 を表示
モンサンミシェルの拡大図。いやーあらためてグーグルマップすごいですね。

 


そしていきなりですが、この日いちばん印象に残った場面は実はここから。一日を終えて振り返ったときに、なにが一番印象に残ってたかというと、モンサンミシェルに到着して中に入ったときよりも、到着するまでの道のりの直前のことなんですよね。
パリから高速道路をずーっと3時間以上も走ってきて、近くまで来て高速を降りて一般道を走り出すと、周囲はこんなようなどこまでも広がる真っ平らな風景。雨が降ってて見通しはよくなかったものの、建物はぜんぜん見えなくて地平線の近くまで広野が続いているわけです。

 


で、はっと気がつくとバスの窓の向こうに、遠くにうっすらとこんなものが見えているわけですよ!

 


最初はちいちゃくて薄くて、もしかしてアレがそうなのかな・・・?って半疑問に思っていたものが、バスが走るに連れて徐々に大きく、徐々にはっきりと見えるようになってきて。

 


そしてそれはあまりに尊厳としていて。周りにはほかに建物がほとんどなくて地平線の彼方まで360度見渡せる風景のなかで、この存在はなんとも言い表せないほど、雄大で、強烈だったのです。
今でこそ島の頂上に修道院が建てられているけれど、もともとは中世以前の時代から岩山としてここに存在していたわけで。はるか遠くからでもこれほど強烈に存在感を放つものが、昔の人たちにとってどれだけ畏敬の念で崇拝されていたんだろう、とおもうと全身がぶるっとしました。

 

モン・サン=ミシェル到着!

 


そんなことを考えているうちに、4時間の長いバス移動を終えてようやく到着!

 


ちかくからどーん!広角レンズでも収まりきれないこの大きさ!

 


駐車場のすぐそばが城壁の入り口。ここから頂上を目指して歩いていきます。

 


中に入ってすぐの低層エリアには商店街が並んでいて、いわゆる観光地的な雰囲気。

 


クレープ屋さん。こんなお店もあるような、やっぱり観光化されたストリートですな。日本語表記もやたら多かった。。

 


今回のツアーのなかに昼食が組み込まれていて、連れてかれたお店でモン・サン・ミッシェル名物のオムレツが出てきました。ふんわりとした焼き加減になっていて、まわりにはメレンゲのようなものがぐるっと。味はというと、・・・なんというか微妙。このレストランの中は他にもツアー客だらけでしかも日本人だらけで、うーんこういう店なんだなあ、、、と自分を納得させるワタシ。
グラスに入ってる飲み物はシードルというリンゴを発酵させたお酒で、英訳するとサイダーだ、とガイドさんが言っていてなるほど炭酸が入ってて味わいも似ているけれど、こちらはアルコールも入ってて大人の飲み物。こちらはおいしゅうございました。

 


オムレツだけだとボリュームなくてあまりに物足りないなー、とおもっていた矢先に運ばれてきた2品目。一転してすごい厚みの肉のカタマリ。とても食べきれないほどの量。下に大量に敷いてある野菜が冷凍ベジタブルミックスだったのがちと残念ポイントですが、こちらはまずまずのお味。

 

頂上の修道院


おなかもいっぱいになったところで、ようやく頂上を目指して歩き始めます。けっこう急な階段で、息の上がるひともちらほらいるほど。

 


ひたすら歩きます。修道院エリアのなかに入ると、お店は一切なくてさっきまでの観光地的な雰囲気から一転します。

 


道のりは外階段だけではなくて、途中で屋内を通ったときに、ちょっとした博物館的な部屋がありました。そこに展示されていた、過去のモンサンミッシェルの模型。これは11〜12世紀。頂上に修道院が建立されていたほかには建造物はほとんどなく、山肌を登る山道があったようです。修道院の建築様式も時代によって違うらしく、この時代はロマネスク様式とのこと。

 


これは17-18世紀。島の周囲に城壁が整備されて、山の中腹まで建物がびっしり並んでいます。

 


そして20世紀。島の外へとつながる道路?が整備されて、修道院もすこし建て直しされててっぺんには尖塔が建てられているのがわかりますね。

 


そして最上階。ひらけた広場に出ました。あいにくの小雨ですが景色はただただ絶景。

 


ここのテラスから南側を望む。バスを降りた駐車場と、ここまで走ってきた道路を一望。バスが停まっている道路右側のエリアは、満潮になると海のしたに沈んでしまうそうです。

 


もういっちょ同じテラスの写真。この右側にある入り口に入ると、修道院のメインフロアに進みます。

 

修道院の内部に入る。


大自然の岩山の頂上に作られた建物のなかとは思えないほど、広くて天井の高いおおきな空間がそこにあった。

 


ここは現役の教会(?)として使われていて、毎日ミサが行われているそうです。このときもなにかの法要が行われてました。

 


この教会エリアの真横には、こんな庭園&回廊がありました。教会本体といい、さっきのテラスといい、この庭園といい、山の頂上のはずなのにこんな広い空間があるのは実はものすごいことなんだ、とガイドさんの言葉。元来の山の頂上の高さが教会本堂の床面の高さとしてつくられているらしく、ということはすなわち、山の頂上をけずって平らにしたのではなて、頂上の周囲に石を積み上げて同じ高さの空間を人工的に作り上げた、とのこと。石自体も遠くから運んできて、そしてこの高い山の頂上付近まで運び上げて、こうやって建立したんだとか。

 


この庭園からモンサンミッシェルの頂上がよく見えるよ、といわれてパシャリ。

 


自分だけでなく、ほかのツアー客の方々もパシャリパシャリ。まあよくある光景ですな。

 


建物は大きく3階建てになっていて、徐々に降りながら建物内部をぐるっと観光。なかにはこんな大車輪もありました。いわく、この島が牢獄として使われていた時代に、囚人たちをこのなかに乗せてハツカネズミのように車輪をまわさせて、島の外から運んできた建材の石をロープで引っ張り上げていたらしい。

 


大車輪の目の前にあった窓からの景色。なるほどここから大きな石をなかに運び入れていたわけか。

 

見終わって外へ


ほかにもいろいろ建物内部にはいろんな部屋があって見て回って、ひととおり建物内部の観光が終わって外へ。島の周囲を囲んだ城壁の上にて。周囲は遠浅の干潟になってて泥だらけ。

 


そんななかよく見てみたら、すぐ近くに浮かぶ島をめざして徒歩で干潟のうえを移動するグループを発見。超大変そう。。。

 


そしてまた城壁。このすぐ右側は観光地的メインストリートになっててお店と人で賑わってるのに対して、こちらは人っ気がゼロ。

 


外まで出てきた。雨が強くなってきたなかで全景をパシャ。

 


場所をちょっと変えて、もういちどパシャ。いやーすごい場所だった。

 

 

ということで、モン・サン・ミシェル観光はこれでおしまい。ただただ圧倒的でした。大自然雄大さと、人口建造物の荘厳さの、両方が合わさった、まさに聖地。これ以上はもうコトバではうまく表現できないっす。。。

 

 

ニース・エズ村・モナコ編02 + TGVでパリへ移動編

フランス旅行記の続き。ニース2日目の月曜日は、エズ村とモナコへ行ってきました。

エズ村


エズ村はニースから東へバスで25分ほどの距離。ニースの長距離バスセンターから、112番のバスに乗ります。

 


出発直後。この日の朝は大雨でした。

 


曲がりくねった山道を走ってエズ村のバス停に到着。バス停ごとのアナウンスはなかったですが、乗るときに運転手さんに声かけておいたので着いたのを教えてくれました。到着したのは朝9時半ごろ。

 


バス停付近から村の頂上を見上げる。エズ村は「鷲の巣村」とも呼ばれていて、海のすぐそばにせりたったガケの上に集落が作られていて、中世の争いのときには要塞のようになって海からの攻撃を防ぎやすかったんだとか。

 


ということで村の中に入って、頂上を目指して登る。村の中はこんな感じで徒歩移動オンリーの街並み。坂も急です。悪天候もさることながら行った時間が早すぎたようで、ほかに観光客ほとんどいないし、お店もまだ開店前のところが多かった。ちょっと寂れた感でした。が、別の時間に行くと賑わってるんだと思います。

 


頂上にあるエズ庭園 Jardin d'Eze に到着。ぐるっと見渡せる広場になってました。雨と風がなければ爽快だったろうに。。。冷たい雨が寒かった。

 


頂上から西側ニース方面の眺め。雨につき視界悪し。

 


こっちは北側。ちょうど真ん中あたりがバス停降りたところ。ここから登ってきたわけです。

 


より大きな地図で エズ村付近 を表示

この付近のグーグルマップ。写真と風景がほぼ一緒ですな。

 

そんなこんなで、天気悪かったこともありエズ村観光は足早に終了。
次の目的地モナコに向かうバスまで時間があったので、バス停の前にあったカフェでカプチーノ飲んで休憩&身体あたたため。でもって来たときと同じ112番のバスに乗って、モナコへ。

 

モナコ

エズ村から20分弱で、モナコに到着。「パレスに行くならここで降りると近いよ!」と運転手さんに言われるがまま降りてみたバス停の前の風景。あとで調べたらフォンヴィエイル・ショッピングセンター Centre Commercial de Fontvielle という大きい商業街の山側入口にある、 Place du Canton というところでした。
モナコはフランスとは異なる独立した国家で、バチカンについで世界で2番目に小さい国ですが、国境を越えるときにはなにもありませんでした。知らないとフランスの一部としか思えない。けど街並みの雰囲気がなんか違う。ヨーロッパ的な石造りの建物なんだけれどやや高層で背の高い建物が所狭しと並んでいて、シンガポールのような都会の雰囲気も感じる。いたるところででかいクレーンが設営されていてビル工事も多数行われてました。

 


より大きな地図で モナコ周辺 を表示

モナコのグーグルマップ。白い線で囲まれたエリアがモナコの領土。青線赤線はバスのルート。

 


街の中心部にあるモナコ港。狭いところに建物が密集した街並みでした。

 


高台の上にある大公宮殿の前の広場にいったあと、南側にあるモナコ・ヴィル地区の旧市街を散策。モナコといえばF1、ということで、市内にはこういうF1グッズショップが多数あります。

 


旧市街から降りて港に向かう途中の街並み。ちょうど雨がやんだお昼過ぎ。人通りはそれほど多くなかった。

 


モナコ港のすぐそばを通る道路。F1開催のときは、この道路がコースになってグランプリレースが行われます。

 


街のいたるところに公衆電話ボックスがあって、「Monaco telecom」というラベルが張ってありました。で、そのMonaco telecomのお店があったのでパチリ。iPhoneiPadなんかも展示されていて。Mi-Fiがモナコでも使えたので通信インフラ的にはフランスの一部なのかと思いきや、こういうモナコローカルな通信会社もあるようだ。

 


カジノ前の広場、その名もPlace du Casino。旧市街から港を経由してカジノに来るまで、のんびり歩いて40分くらいだったかな。この広場は観光客で賑わっていた。

 


カジノ・モンテカルロ Lu Casino de Monte-Carlo 。お金持ちが集まる国のカジノ。
中にも入ってみました。撮影禁止だったので写真はなし。カジノ自体にはラスベガスや韓国でいったことあるけれど、なんか雰囲気がそれらとはぜんぜん違って、すごく重々しい高級感だった。日本の商業施設に例えるなら、モナコのカジノは銀座和光デパートでラスベガスのカジノはららぽーと、とでもいうか。華やかな空気はそれほどないんだが、真のお金持ちたちだけが集まることを許された高級な娯楽の場、という感じだった。

 


カジノに向かって左手にある、別の小さめのカジノの入り口にあったレストランで遅めの昼食。こちらは生サーモンとスモークサーモンのなんとか、というメニュー。昼間っからワインですな。

 


こちらはラタトゥイユ。これがとてもおいしかった!野菜オンリーなのにしっかりとしたコクの味。オリーブが効いていた。

 

ニースに戻る


昼ごはんも食べて時刻は15時。十分にモナコを観光したので、ニースに帰ります。帰りは100番のバスで、海沿いの道を走るルート。この左側はすぐ地中海。

 

この日の夕食は、ニースの旧市街でシーフード料理を食べに。お店を物色してたら客引きの豪腕おばちゃんにつかまって入ってみたお店。

 


シーフードサラダ。全般的に滞在中は野菜が不足気味だったので、こういう生野菜をどうしても身体が欲してしまうとです。

 


地中海産の生ガキ!レモンをぎゅっと絞っていただきます!

 


サーモンとヒラメのカルパッチョ。盛り付けがきれいです。

 


そしてこれがメイン料理、ブイヤベース。海産物がてんこもり。ぐっと味がしみてておいしーい。

 

TGVでニースからパリへ移動


日があけて火曜日。この日は電車でパリまで移動です。ということでニース駅へ。

 


ニース駅の改札のところ。上の電光掲示で自分が乗る電車を探してホームへゴー。改札通るときには黄色い機械にチケットを自分でいれて打刻します。これ忘れると見つかったときに罰金くらうらしい。

 


改札の中に入って、ホームへ。乗るTGVが止まってました。

 


ニース始発の電車でゆっくり時間あったので、もういっちょ出発前の1枚。

 


TGV地中海線の車窓から。道中は窓ガラス越しであまりいい写真が撮れなかったのでこの1枚のみ。
ルートは、まずニースからマルセイユまではほぼ真西に、海沿いの道を走ります。地中海の眺めがとてもスバラシイ。マルセイユを過ぎると、それまでの在来線からTGV専用軌道になって、北へ向かう。リヨンあたりまでの最初のうちはなだらかな丘陵地帯で、遠く東のほうはスイス方面で高い山が見えて山頂は雪で白くなっているのがはっきり見えた。中盤くらいになると雄大な田園風景。畑や牧場が地平線まで広がるような眺め。農業大国フランスを実感。さらに北のほうに来ると、気候が寒くなってきたのか、木々の色が緑だったのが徐々に紅葉のものが増えてきた。

 


より大きな地図で フランス周辺 を表示

この青い線がTGVで通ったルート(多分)ね。

 

そんなこんなで電車に揺られること5時間半。パリのリヨン駅に到着です。

パリに着いたあとは、リヨン駅からタクシーで10分ほどのところにあるベルシー地区のホテルにチェックイン。パリ中心部からは若干距離があるけれど、メトロ14号線で一本で中心部に行けるので便のいいところでした。この日の夜はさっそくボンマルシェ百貨店に出かけておみやげ物を買い込んで、それからちょっと歩いたところにあるクレープ屋さんへ。ガレットといってクレープ生地に野菜やお肉やらを挟んだメニューの有名店としてガイドブックに載っていたところ。

 


で、オーダーしたのがこれ。正方形に整えられたクレープ生地にバターがとろけーる。

 


カットしたところ。中身は煮込み肉とトマトとチーズ、だったかな。クレープ風だけど立派なお食事。具材的にラザニアみたいな味&食感でした。

 

グーグルマップを見てたら、旅先で行ったお店が多数リンクされてて写真もあったりして、お店名がうろ覚えでもすぐに特定できちゃう。これこのブログ書いてての発見。行ったのはクレープ・ド・カネットというこのお店でした。

 

 

ここまでで旅行のちょうど半分くらいです。まだまだ旅行記続きますー。

 

 

ニース・エズ村・モナコ編01

ニース Nice までの道

フランスはちょうど10月いっぱいまで夏時間で、時差は7時間。成田を土曜の昼14時に出発して、12時間のフライトを経て、シャルルドゴール空港に到着したのが現地時間で同じ日の17時ごろ。ここから3時間の乗り換え待ち時間があって、さらに国内便に乗り換えて1時間半。21時ごろにニースに到着です。
空港からはタクシーでホテルへ。ホテルは街の中心部マセナ広場 Place Mussena にほどちかいB4 PARK HOTELというところ。なかなかご立派なお宿でした。海まで徒歩3分!

 

行ったところの地図と、長距離バスについて。


より大きな地図で ニース・モナコ を表示

 

ニースとエズ村 Eze とモナコ Monaco。ニース市内もモナコのなかも徒歩で回れるくらいの広さ。ニースからモナコまではバスで40分ほど。線を引いてあるのは、両者を結ぶバス路線が通る場所。道は記憶頼りなので多少ズレてるかもしれんけど、だいたいこんな感じのはず。

 

ニースからモナコまでの行き方について、事前に調べたんだけどなかなかこれって情報がなかったので詳しく書いておきます。(以下、2010年10月時点の情報です)

移動方法は、バス以外に鉄道もメジャーみたいです。が、バスの魅力はなんといっても安いこと。ニースの長距離バスターミナルから各方面にバス出てますが、どこまで乗っても片道1ユーロ!これは安い。バスには路線ごとに番号が振られています。
112番がニースからエズ村を経由してモナコへ行くもの。これは山側のルートを走るもので、エズ村の入り口すぐを通ります。上記の地図の青い線がおおよその走行ルート。2時間に1本くらいの間隔で便があります、がこれは平日の話。休日は運休してるって情報もあって乗るのを避けたので、実態はよくわかりません。
100番のバスがニースからエズ村、モナコを経由してマントンまで行くもの。これは海側のルートを走ります。エズ村の近くを通るけれど村の中へ行くには山道を30分くらいかけて登る必要があるらしく、エズに行くには避けたほうがよいでしょう。こちらは10〜15分間隔で頻繁に走ってるので便利。上記の地図の赤い線の道を通ります。

時刻表が現地のウェブサイトにありました。直リンク。(PDFが開きます)

また、南仏ドットコムというサイトに、ほかのバスやこの近辺のコートダジュール地方の情報がよくまとまっていて、とても参考にさせていただきました。

 

 

さて、写真いきますよー

 

ホテル&ホテルのちかく


ホテルの朝食。ニースでもパリでもいつもこんな感じの、パンとスクランブルエッグとハムの朝食をとってました。パンがとってもおいしくて、こんなにうまいパンはめったに食べたことないぞ?!というくらい、どのパンも不思議なくらいうまかった!

 


ホテルから徒歩3分で地中海!この日はあいにくの曇り空。でもこの眺めは最高!あったかい季節に来たらもっともっと気持ちいいことでしょう。

 


海を背に向けて。道路の右側はモナコやメントンへ続いてます。真正面にどーんと立ってるのが泊まったホテル。ホテルの横はブランドショップ通りでした。

 

 

美術館めぐり


街の中心地、マセナ広場からニース駅方面を望む。このあとこの道をまっすぐ歩いていきました。

 


この日は日曜日で多くのお店は閉まっていたが、道沿いに市場は開催されていました。野菜や果物や海産物など。

 


道に迷いつつ30分くらいかけて歩いて到着したのが、シャガール美術館 Musse Chagall。大判の絵がたくさん展示されてました。

 


シャガール自身が写ったムービーが流れていたシアター。このステンドグラスもシャガールによるものだとか。

 


シャガール美術館の次は、マティス美術館 Musse Matisse を目指してまたてくてく歩く歩く。

 


入り口がわかんなくてちょっと歩いたが、ちょっと開けた公園のなかにありました。マティス美術館。こちらも独特なタッチの絵と、あと彫刻も展示されてました。

 

 

海のそばの展望台へ

ちょっと歩き疲れたので、それっぽいバスにふらっと乗ってマセナ広場までリターン。

 


そしてまた海にきた。一瞬ちょっと晴れてきたときの1枚。肌寒い季節なのでビーチに人影はまばらだったけど、海岸沿いの道を走ってる人がたくさんいた。
次は目の前に見える小高い高台を目指して散歩。

 


そのふもとまでやってきた。えらい急な階段が見える。が、階段以外にもすぐ横に頂上に向かう有料エレベーターがあって、迷わずエレベーターで頂上へ。

 


そしてこの上からの眺めがこれ!すばらしい!!

 


手前のほうにすこし陽が射した瞬間。海がキラキラ輝いてる。やっぱ晴れるともっともっと絶景なんでしょうなあ。

 

そして右上の海岸線の先には、海に突き出たところにニース空港があって、、


ときどきこうやって飛行機が着陸していくのが、間近に見えました。

 


さっきのは西側だったけど、これは北側の眺め。赤い屋根の街並みがずらり。ちょっと行くとすぐ山肌が見える。

 


これは東側。すぐに入り江があって港が整備されていた。こちらもすばらしい眺め!

 

 

食いもの食いもの


高台から降りて、西側ふもとにある旧市街を散策。ホテルでもらった観光マップに「地元で一番人気のジェラート屋さん」と紹介されていたお店へ。裁判所のわき道をちょっといった小さい広場にあります。人がいっぱい賑わってるピンク文字のお店ね。

 


めっちゃガラスに写り込んでしまって見づらいけれど、こんな感じでいろんなフレーバーが、この写真に納まりきれないくらいショーケース全部で3個分もずらり。総勢50種類近くものなかから選べる。

 


で、選んだのがこれ。右からバナナ、マロン、カプチーノ、ティラミス。どれもたいへん美味でした!

 


おやつ食べて広場で一休みしたあと、歩いてホテルへ戻ります。みたびマセナ広場へ。このトラムは2007年に開通したばかりらしいです。いい眺めですわ。芝生の中の線路ってキレイだよね。

 


そういえばセグウェイで移動してる人を、ニースでもパリでも何度か見かけた。とくに珍しいわけでもなく、日常の乗り物みたいだ。

 


この日の夕食は、ホテルの近くの人で賑わう小道でみつけたお店へふらりと。まずはニース風サラダ。ツナにトマトにオリーブに完熟ゆで卵、というのがニース風らしい。

 


ムール貝の白ワイン蒸し。ワイン飲みながらこれを食べるのが至福のひと時!日本で食べたことのあるムール貝よりもだいぶ小ぶりでした。

 

 

 

エズ村やモナコのことも1エントリーで書こうと思っていたが、だいぶ長くなってしまった。。。別エントリーに区切ります。