蓮爾 さんこま店

家の近所にある、真っ黄色の看板に「蓮爾 さんこま店」と書かれたお店。ぱっと見ではなんのお店かわからない。というかそもそも読み方も分からない。営業してたりしてなかったりでイマイチ実態が分からないのだが、営業しているときはそれなりに客が入ってる模様。入り口の自動扉が壊れていて手で開けるよう張り紙がしてあったりして、お世辞にも綺麗とはいいがたい店構え。

 

そんなこんなで微妙に気になっていたんだが、ある日こんなブログをみつけて、俄然興味を惹かれるようになった。

 

蓮爾 さんこま店 world of bandneet's <でんかのラーメン紀行>

食べていると思いだす。
あぁ、美味いけど、食べたくない。
圧倒的な塩分と脂分と旨味成分!
美味すぎる。けど、つらすぎる。
ラーメン二郎でさえ、生ぬるく思えるこのラーメン(?)は一体なんなのだ?
なぜ、これほどまでギリギリな面持ちで食べなければならないんだ?

 

なんと!かなり強烈な二郎系ラーメン屋だったらしい!古そうに見えてオープンしたのはまだ半年前だとか。これはいっぺん行ってみたいぞ!

 

ということでさっそく行ってみた。
ラーメンの大きさが大、小、ミニとあって、小をオーダー。
そして出てきたのがこれ。

 

 

どーん!
ラーメン二郎をほうふつとさせる野菜盛り。いや自分は初めてラーメン二郎に行ったのがつい半年前なので比較対象にするほど二郎をしらないのだが。出てくる直前に「ニンニクいれますか?」と聞かれるシステムや、そのときに選択肢のヤサイ・ニンニク・アブラ・辛め、の組み合わせ、セルフサービスのお水、レンゲなし、などまさにラーメン二郎そのもの。
そしてなによりこの麺の太さ。モヤシよりもひとまわり太い。そしてかたい。食べてるとアゴがいたくなってくるほど。小サイズでも普通のお店なら大盛りくらいのボリューム。
さらに、食べ始めてから初めて分かったのが、この麺の下のほうに豚肉のカタマリが沈んでいた!大きいのが何切れも。麺を食べても食べてもなかなか減らないなかそれでも食べ進めておなかもだいぶ膨れてようやく半分くらい消費したところに、ごろっとした肉のカタマリが何切れも目の前にあらわになったときの、あの絶望感。いや、やわらかくておいしいんです。ただ、この絶対的なボリュームの多さと、あぶらっこいスープで胃が重たくなるダブルパンチのなかでこの肉のカタマリを相手にするのは非常に難易度の高い勝負。

 

結果。なんどとなくあきらめようかと絶望にうちしがれつつ、無事完食成功。でも次行くときはミニサイズに野菜大盛りにしよう。うん。