雑誌フォートラベルがいいねえ。

なかのひとに顔見知りがいる旅行のクチコミサイトフォートラベル（4travel）。今月に入って新たに、角川と組んでムック本を発売したとのこと。きょう書店で見かけてぱらぱらと見てみたんですが、なかなかいいねえコレ。
　

Travel Community Magazine 4travel vol.1 (カドカワムック 295)

　
読んでみて受けたのは、飛行機の座席アミに入っている航空会社の冊子、あれに載っている旅行紀行のような印象。
国内外を問わずさまざまな旅行先の、大判の写真がたくさん。有名な観光スポットの紹介というよりも、旅先でどんなことを考えてどんな人と触れ合って、っていう旅行を通して得られた「体験」がぎゅっと詰まった1冊。旅行パンフにあるような、パッケージされたツアー商品の行程紹介とかツアー価格の話とかはいっさいなし。読んでてなんだか感性をくすぐられる。そんな編集になっていた。
ウェブサイトとの連動したページもあって、4travelサイトに投稿された旅行記が紹介されていたり。おなじ文章でもウェブでみるのと雑誌媒体で読むのとではまた印象が変わるね。
かつて雑誌ビジネスに遠巻きに携わっていたこともあって、出版不況がいよいよシビアに迫りつつあるなかで、こういったwebと紙媒体を連動させたあたらしい取り組みは素直に応援していきたいです。