南房総 岬めぐり

岬が好きなのです。海に突き出た先っちょの場所。そんなわけで千葉県の南側の岬をまわってきました。

 

富津岬


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東京湾に、横須賀をへだててすっと突き出た岬。湾岸道路から海沿いに道に沿って走っていったんだが、千葉市から先がえんえんと遠かった。市原、木更津を抜けてさらにもっと先。

ちょうど富津岬付近が、東京圏をぐるっと一周している国道16号東京環状の終端。

岬の先端付近は公園として整備されて、こんな一本道がまっすぐ伸びていた。


陸の先端には、こんな展望台オブジェがあって意表を突かれた。こういうのを見ると無性に心躍る。

この日は天気もよく遠くまで見渡せた。対岸の横須賀をはじめ、みなとみらいのランドマークタワーベイブリッジもよく見える。さらには富士山の姿もくっきりと。

望遠レンズで富士山を激写。雪が積もってるのが分かりますね。

砂浜で戯れる子供。

 

どうでもいいが、富津岬で国盗りをやろうとしたら「ここは横須賀・逗子エリアだ」と言われてしまった。これがかの有名な対岸盗りというヤツですな。

 

山の中

移動中に撮った写真たち。

 

マザー牧場近くの一本道にて。千葉県は海も山も近くてちょっと走ると両方の景色が見れるので好きだ。うっそうと木が生い茂る山深い道。葉の色はまだ染まり始めたばかりで紅葉シーズンにはまだもうちょっと。

鹿野山の近く、九十九谷公園の展望台から。パノラマに広がる野山の風景。

 


JR久留里線の終点、上総亀山駅。とても田舎情緒にあふれた風景。駅前では駄菓子屋のばあちゃんが店先で火鉢で餅を焼いて売っていた。時間の流れがゆっくりとしている。

 



亀山から天津小湊へ向かう県道81号線。マイナスイオンたっぷりな景色はよいのだが、道があまりに狭くて参った参った。車一台がかろうじて通れるような区間なのに、一方通行ではなく普通に両方から車が走ってくる。途中何度か、ふん詰まりに立ち往生してしまってバックして回避したり、長い渋滞になってしまって警察が交通整理に出動していたり。ここはもう二度と走りたくねーなあ。

 

野島崎


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房総半島の最南端にある野島崎。太平洋から打ち寄せる波はやや激しめ。灯台が建てられていて、周りには記念碑的なものもいくつか。


野島崎灯台と石碑。灯台には入場料200円で登ることができます。この灯台は明治初期に初めて建設されたあと、関東大震災や太平洋戦争で2回も破壊されつつ、つど再建されて今日に至るらしい。



灯台の先には岩場が広がっていて、ひときわ大きい岩の上には椅子がおいてあった。「朝日も夕陽も見れる」ってなんかいいですね。


房総半島最南端の石碑その2。


岬から南側を望む。この海のまっすぐ向こうにあるのは果たしてどこの国だろうか。

 

洲崎


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野島崎の北西、館山の南西にある、西側に突き出た岬。読み方は「すのさき」。富津岬と違ってここは三浦半島よりも南なので、より海が広く見える。

 


洲崎灯台。ちょうど夕暮れ時。とてもちっぽけな建物で、中に入ることもできないのだが、観光客はちらほらと居た。


高台から見た、夕日に染まる家並み


海の向こうにうっすらと見える富士山。


「絶景こっち」なんて自称してる看板は初めて見たぞ。どれどれ、と行ってみるとこんな写真が撮れた。うむ、たしかに絶景。

 

帰り道




日が沈んだ直後。この時間帯、海が真珠色に白く輝いて見えた。


夕暮れに浮かぶ富士山の影。こうやって見ると富士山ってそうとうでかいよね。


帰りは浜金谷から横須賀までフェリーにて東京湾横断。すっかり暗くなってしまってなにも写真とれず。天気がよかったせいかツーリング帰りのバイク客がたくさん。

 

まとめ

通った場所をプロット。こうやって見ると最南端はやはり遠かった。。。いちばん印象的だったのは富津岬アクアラインからも近いし、ドライブの行き先としてお手頃ですぞ。