10年越しの縁

・・・には至らなかったんだが、世の中こんなめぐり合わせもあるんだなーというお話。

 

10年前、学生時代にアルバイトしていた職場のメンバーとの縁は、今でもゆるーく続いていて、今でもたまに飲みに集まったりする。2ヶ月前に10人くらいで飲んだときに久しぶりに再会した、当時小学生の娘がいた主婦の人。昼番のときによく一緒に仕事をしていて、いつも仲良くしてもらっていて、すごく気持ちの若い人で自分の結婚に至るまでの経験談なんかをよく話してもらっていた。時々、娘が熱出したから今日は休みます、なんて連絡を受けたりして、子育てのタイヘンさを知る機会でもあった。急に休まれるとそのしわ寄せが大変なんだが、でも子育てってそういうものなんだ、と。

で、久しぶりに会って会話を交わして、当時小学生だった娘もいまは大学生。理系の勉強をしていてコンピューターが好きで、アルバイト先を探したりしている、なんて話を聞いて、だったらウチの会社で学生アルバイト募集してますよーなんて話をして、社交辞令半分で会社の名刺を渡してそのときは別れたのでした。

それから2ヵ月たって連絡がきて、娘が本気でアルバイト先を探していて、ちょっとマジメにウチの娘をどうか、なんて展開に。本人と話をしてみないことにはなんともいえないので、まずは電話で話しましょうということで、夜の娘さんが家にいる時間を狙って家の固定電話に電話をかけて、お母様に取り次いでもらったあと、本人と電話面接みたいなやりとりをすることになりました。

結果、働ける時間などのお互いの条件がちょっとズレていて、いっしょに働くまでには至らなかった。んだが、まさか娘さんと電話面接みたいなシチュエーションで会話を交わすことになるとは当時まったく想像できませんでしたよ! 人の縁って、いつどこでどういう結びつきを引き起こすか、まったく想像できませんな。目の前の1つ1つの縁をいつも大事にしていかなければ!と思いなおしたお話でした。