本読んだ。ウェブ時代をゆく

キャンペーンに当たってはてなから送っていただきました。わーい。

 

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

 

webに書かれた感想は「すべて読む」って梅田氏自ら公言しているので下手なことが書けないというプレッシャーがあるんですがw、でもまとまっていないまま書く。

 

学生時代に読んだら猛烈に目頭が熱くなってただろうなーと思った。いまはちょっと醒めた感覚。自分自身、大企業向きな人間ではないし、情報洪水のいまをうまく生きてこれていると思うし、書かれていることはストレートに腑に落ちる。でもなぜかあまりわくわくしてこない。変に老けたからか、たんに疲れてるのか。後日また読み返そうと思う。

書かれていることは光の部分ばかりで、影の部分のことがいっさい書かれていない。下世話に「負け組」と言われているような人たちの話。書かれてるような生き方が無理な弱者だって世の中たくさんいる。

もしかしたら自分はいま高速道路の渋滞の真っ只中にいるのかもしれないね。人生なにでメシをくっていくか、という意識が再確認できた。「新しい職業」を自分も新しく生み出して名乗りたいのかなあ。読後感がいまいちすっきりできないのは、なにかそこらへんで、深層でなにかしらの閉塞感を感じているからなのかもしれない。

あと、小さな企業での情報共有はやはり大事だなーと思った。そういえば自分も新入社員のときから、社内グループウェアで全社員の毎日の行動予定を見てるわ。情報過多を嫌う人もいるけど、でもやはり情報はできる限りすべて垂れ流しにして必要なときにアクセスできる状態のほうが、健全な組織になるのかなーと思った。