本読んだ。「ユーザ中心ウェブサイト戦略」

ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践

ウェブサイトのデザインを考えるうえで、見に来る人の導線をしっかり考えて設計しましょう、という本（はしょりすぎ）。濃く内容が詰まった本ですが、一気に読了しました。

ユーザビリティの優れたサイトとはどのようなものか、という理論編と、実際にそのようなサイトを作るための方法論編、の2部構成です。

ユーザシナリオを考えること、しっかりとユーザビリティテストを行うこと、が重点的に説かれています。

本文中に何度となく書かれていますが、これってまさに、システム開発でいう「ウォーターフォール型」ではなくて「スパイラルモデル型」そのまんまだなー、と思いました。なるほど。また、「ユーザの口から発せられた言語化された言葉は、案外あてにならない」という主張にも共感。

はたして現実の仕事の中で、教科書どおりな内容がどこまで実行できるものかな、と思ったりもしますが、具体事例が多いので、読んでいてイメージが浮かびやすいです。自分も今までに同じようなシチュエーションになったことあるなー、と、過去の経験の記憶がフラッシュバックされまくり。web制作・活用に携わっているひとみんなにおすすめしたい良書です。