RTCカンファレンス 独立・起業・上場

毎度おなじみRTCカンファレンスに行ってきた。
今回のテーマは「独立・起業・上場」ということで、ベンチャー企業のなかで中心人物として上場を経験して、いま新たなステージへ踏み出そうとしている3方を登壇者に迎えての会でした。

 

やたら面白くてはげしく刺激受けまくりで、アタマがうまくまとまりません。
自分も、かつては起業欲あったけど、いまいちジブンは向いてないなーというのが分かってきてここしばらくはしぼみ気味。とはいえ普通にサラリーマンやってても人生面白く無いので、好んでリスキーな生き方をしてみたりしている今。「ジブンが社会を変えてやる!」みたいな大きな野望は全然なくて、自分や、自分の身近な周囲が、毎日幸せに過ごせればそれで十分いいんじゃね?なんて思っていたり。
起業というとなんだかぎょうぎょうしい感じがするけれど、社長1人社員ナシのフリーの立場でも「起業」になることもあるし、別のだれかの夢に乗っかってみるのもまた一興でしょう。
#ま、ジブンは気が変わりやすいので、しばらくしたらまったく違うことを主張してそうな気がしまくりですが。

 

しっかし、今回のようなテーマだと、変に目がギラギラしたような人がひたすら名刺交換したりカネ儲けの話ばかりしてる光景を目の当たりにしてしまいそうですが、ぜんぜんそんなことはなし。RTCの雰囲気というか熱気は、やはりとてもよいですな。

 

以下、登壇者トークの自分メモ。

 

冒頭に、会場となった慶應大学図書館の案内
  • googleと提携(国内図書館で初)。
  • もっとなにかおもしろいことやりたい。賛同者ボシュウ。

 

上原さんのイントロ
  • 登記上の会社の数=280万。うち2005年の1年間で10万件。倒産は1.3万+自主廃業10万。新規上場158社。

 

mixi 塚田さん。28歳。
  • インターンとしてイーマキュリー(現ミクシィ)ヘ。
  • ペイメントワン(現GMOペイメントゲートウェー)の立ち上げ時期にもインターン
  • 卒業後はイーマキュリーへ。3年前からFindJob事業部長&取締役。今年6月に任期満了を機に退職。
  • 現在起業準備中。
  • 起業については学生時代から考え始め。

世の中に影響を与えるようなサービスは、ある種の興奮状態のなかで生み出される。その雰囲気をまた繰り返し味わいたい。

 

DeNA 岡田さん。33歳。
  • まずは日本オラクルでエンジニア。在職中にオラクルは上場。DeNAへ転職。
  • エンジニア、飛び込み営業、企業提携、新規事業、どんな仕事もやる。
  • DeNAも在職中に上場。
  • 07年2末に退職。株式会社ロッソ立ち上げ。
  • ラクル辞めてDeNAに入った理由。 →DeNAに入ったほうが、MBAを取りに行くよりも勉強・経験になる。
  • 2回の上場という成功。でもそれだけで今後食っていけるわけではない。「自分の会社」もちたい。

 

まもなく元ドリコム 吉田さん。
  • 学生時代に劇団。契約関連の失敗談。就職後は成功体験ばかり。
  • 30歳で年収1000万目標。これから伸びる会社→ドリコム初の営業マンへ。
  • #しゃべりっぷりがすごい。ペテンっぽさとか宗教っぽさなんかを突き抜けて、言ってることすべてをホントに実現させてしまいそうな勢い。

 

3人へ質問
  • 「上場」って?
    • DeNAは規定路線(外部の資金がかなり入っていたので)。たんなる通過点。
    • mixi。上場のプレッシャーはナシ。でもlivedoor騒動あたりのころは焦り。さらなる実現したいことをやるための通過点。
    • ドリコムは「上場」が目標。上場日がまず最初に設定されていた。
  • 上場の前後での会社の雰囲気
    • (岡田さん)準備中は売り上げ落とせなくなる。厳しくなる。エンジニア至上主義→営業主義。やめる人間も。結果的に筋肉質に。「広告は排除するのが美学」→「売り上げ・広告もっと!」へ
    • (塚田さん)FindJobとmixi。ガバナンス向上&スピードダウン。
    • (吉田さん)東京事務所と京都の開発チームとで雰囲気まるでちがった。
      • 反省。売り上げへの意識を上場前に浸透させる。上場前に、トップ営業マンを内勤にする。営業組織を作る。
  • 起業を考えている人へ
    • くじけない。
    • リスクの一番ある選択肢をとる。