RTC 仕事と子育ての巻へ行ってきた。

いつもネットとか金融とかを扱っているRTCカンファレンスですが、今回は子育てがテーマ
実際に育児休暇を取った男性&女性をゲストに招いて、みんなで育休まわりの制度について考えてみましょう、というものでした。



 

自分と子育てでいうと、
自分はまだ子供はいない立場ですが、以前、育休から復帰したばかりの女性とコンビで仕事をしていた時期があって、そのときに子育てしながら仕事することの大変さを間近で見てました。

その人もたまにここを見てるはずなのであまり書きづらいですが、自分のスタンスを分かりやすくするためにあえて露骨めに言うと、しょっちゅう子供が熱を出して、出社が遅れたり早退して保育園にいったりしなきゃならんので、その分シゴトのしわよせがしょっちゅうこっちに来てました。
会社自体もできたばっかで、その人が(男女通じて)育休取得第1号だったこともあり、なるべくサポートするように心がけて、そのうち自分も子供ができたときにサポートしてもらえるような雰囲気を社内に醸成していこう、なんて前向きに思ってたので特に不満はなかったです。なんですが、自分に子供ができる前にその会社を辞めてしまった(^^;)ので、あれ、んーなんというか、giveばかりでtakeのないままおわっちゃった?って思いがなくもなかったり。

 

 

そんなこんなで今回のRTCに臨んだわけですが、いろんなひとの意見が聞けました。

  • 子供のいない人の不公平感

独身のひとのほかにも、子供を作りたくてもつくれない人とか、子供がいない人が感じる不公平感はやはりある。

  • 育休取る側も大変

自分がしばらく休んで仕事から抜けることへの準備。自分自身のキャリア。

  • 育休から復帰するときの不安感

しばらく休んでいた自分が、以前のように職場に戻って同じように仕事を続けていけるかどうかの不安。
ゲストの経験談としては、復帰するまでは不安が募るけれど、やってみると案外スムーズに仕事復帰できてしまうし、周囲からも暖かくサポートしてもらえるものらしい。

  • 子供がかわいくて仕方なくなる

こんなかわいい子を置いて自分は仕事へいくのか?シゴトと子供、どっちが大事なの自分? って考えてしまうものらしい。それでもキャリアを選んで、そして苦労しながらも両立させていく。

  • 出産直後だけでなく、子供の成長に応じたサポート

育児休暇というと出産直後だけの場合が多いが、成長に応じて広く薄く休暇がとれる制度があるとうれしい。

 

あと、印象に残った話として、
自分が休む代わりの交代要員がおらず、1ヶ月間の育休をとる前に周到な根回しをして、休んでる間は一切の業務をストップさせてもらった、という話とか、
産みたい時期と自分のバイオリズムを入力すると「いつ仕込め!」と教えてくれるツールが社内で受け継がれている、という話が印象に残りました。
会社ごとの社風というか、育休への周囲の理解度、というのもファクターとして大きいのだと思います。
育児休暇中でもメールやグループウェアとかで仕事のキャッチアップができると、復帰する時の障壁がひくくなる、というのも大きいんですね。情報漏えいだの公私の区別がつかなくなるだの他の問題と絡んでくる部分ではありますが。

 

 

後半は「自分の会社に新しい育休制度を提言するとしたら」というテーマでディスカッション。
自分が主張したのは「子育て休暇が社会通念的に認められているのなら、こづくり休暇も認められるべきだ!」なんていう意見。ネーミングはネタですが、でもこーいう子供がいない人へ相応の制度なんてのがあってもいいんじゃないすかね。
ほかのかたの意見で、社内ベビーシッター制度として他の社員の子供をローテーションで面倒見る時間を業務として組み込む、とか、上司の360度評価に「子育てへの理解度」て項目を加える、とか、ナルホドなアイデアもありました。

 

 

そんなこんなでなんだか有意義にお勉強できた気分でいっぱいです。さて、自分に子供ができるのはいつになるんでしょね?

 

 

(6/29追記)関連エントリーです。