本読んだ。「ザ・ゴール」

いろんなところで良書だって話を聞くので、読んでみました。

 

 

総500ページ超、厚さ4センチのボリュームにずっと尻込みしてましたが、とても読みやすくて、読み始めたらあっというまに読了しました。

話のメインテーマはTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)のお話。とあるメーカーの工場管理者の主人公が、大学教授に教えを請いながら、経営の傾きかけた工場運営の利益改善に取り組んでいくお話。
ボトルネックといい、統計的変動といい、手余り状態といい、いわゆる管理工学って呼ばれる分野の学問領域とまさにおんなじ話ですね。深く考えずに言葉だけ眺めていると当たり前ーな話ばかりなんだけれど、いざ当事者になってみるときっと目にウロコの話だらけなんだと思います。

先生からの断片的なヒントから現状打開を1つずつ考えていくところや、工場の建て直しの話と平行して改定でも離婚の危機があったりなど、以前読んだ「箱」となんだかカブりました。この手のストーリー展開の本って多いのかしらん?

 

あと、一通りストーリーの佳境をこえたあとの、言いたいことのまとめ的なエピローグがよかったです。マネジメントとは、「何を変えるか」「何に変えるか」「どのように変えるか」というプロセスだ。というコトバが響きました。