フレッシュリーダーvsアプリ型RSSリーダー、と、web2.0雑感。

web型のrssリーダーソフト「フレッシュリーダー」を愛用している毎日なワケですが。
一方で、以前から使っているアプリ型のRSSリーダーもやっぱりベンリで、こちらも引き続きメインで利用しています。
ちなみに使っているのはNewsFanというMac向けのシェアウェア。メールソフトライクな3ペイン型のUIが特徴です。

 

じぶんはこれにさらに、まえ自作したはてブAPIのHackをはさんで使ってます。RSS個別記事のtitleに注目user数を付加して、こんなかんじの見た目になります。時間がなくて大事そうなやつだけつまみ読みしたいときとかに、この[b000]の数字がいい具合の指標になってくれます。

 

NewsFan利用をやめられない理由、そしてweb型rssリーダーとくらべて決定的に違うのは、rssフィードの追加/削除がすごく楽チンなこと!です。
ブラウザ内なりデスクトップなりから、urlをdrag&dropするだけで購読の追加ができるわけですよ。削除するのもカンタン操作。ちょっと気にいったブログを気軽に追加したり、いまいち自分に合わないやつは削除したり、といった購読リストのメンテナンス操作がとても容易なのがNewsFanを使い続ける一番の理由。そしてweb型rssリーダーには敵わない大きな違い。

 

 

この違い、って、web型ソフトウェアと従来型単体アプリケーションとの間にある、決定的な差だと思うんですよね。
いまの世論って、Ajax万歳でweb2.0を掛け声にして、web型ソフトウェアへ移行していくのが当然の流れだ、ってよく言われてるけどさ。GoogleがMicrosoft Wordライクなweb型ソフトウェア企業を買収した、なんてニュースもその流れを象徴するものだ、なんていわれてるわけなんだけどさ。

いくらAjaxをフル活用してUser Intarefaceを向上させて従来型単体アプリケーションに近づけたとしてもですよ。所詮はブラウザウインドウの中の世界でしか向上が図れないわけで。ブラウザ外からの例えばデスクトップとか例えば別アプリケーションとかとの連携機能を操作性向上させるには、Ajaxだけで解決できるわけではなくて、OSレベルなりハードウェアレベルなりでのAPI活用が必須だと思うんですよね。

 

 

つーことで、いまの世の中の、かなり盲目的ともいえるようなweb型アプリケーション移行への流れについては、多少批判的な視点も持っておこうと思うわけです。
あんまくわしくないんだけど、Ajaxだけではなくて、たとえばFireFox Extensionのようなブラウザプラグインだとか、Java Virtual Machineとか、webDAVのようなhttp以外のプロトコルとか、iTunes Music Storeのようなweb連携のアプリケーションとか、P2Pファイル共有とか、そーいったネットワーク技術にも今後ますます要注目していこーと思いまっす。