生NHK交響楽団

 

珍しくクラシックコンサートなんぞに行ってきた。赤坂六本木のサントリーホールにて、NHK交響楽団のもの。

4月に映画「のだめカンタービレ」を見に行って以来、クラシック音楽への志向が微妙に強くなっております。単純といえば単純なんだが、劇中で使われていたピアノ曲が妙に気に入って、久しぶりに楽器屋にいって楽譜を買ってみたり。そんな流れで今回に至ります。

楽器屋といえば銀座中央通りにあるYAMAHA銀座ビルが先日リニューアルオープンしてやたら綺麗になっていて、ちょくちょく入り浸っています。エンタランスのピアノステージでちょくちょく生演奏をやっていたり、金管楽器フロアでサックスやイングリッシュホルンなんかが照明を浴びてキラキラに輝いているショーケースを眺めたり、楽譜をぱらぱらと立ち読みしたり、中でぼーっとしているだけで贅沢な時間を過ごしているような錯覚。エレベータのボタンまで妙にオシャレな造形をしていてこれまた別世界な気分。

で、話を戻してサントリーホール。ここは初めて中に入った。ステージの左右や後ろ側にまで客席があって、あっちのほうに座ったら指揮者の表情とか演者の譜面とかが見えるんだろうなー。でも音の響きはやはり正面のほうがよいか。他のものが完売済みだったので一番高いS席チケットにしたんだが、正面側とはいえ2階席のだいぶ離れた場所になった。

この日の曲目は3つ。モーツァルトフィガロの結婚序曲、ショパンのピアノ協奏曲第1番、ブラームス交響曲第1番。映画「のだめ」でも使われている曲だが、大部分は初めて聴いた曲だった。ピアニストの指の動きやティンパニ奏者のスティック捌きに目が釘付けになった。ブラームスの時にトロンボーンが3人出てきたんだが、第4楽章までまったく出番がなくてずっと座って待ってて、ようやく出番が来たと思っても演奏時間がだいぶ短いの。でもめっちゃいい音出してたわー。

やっぱ生オーケストラは大音量での音の重なりの迫力で身体がビリビリくる感触がとても心地よいなーと思いつつ、次は逆にもっと演奏人数が少ない、ジャズライブなんかにも行きたくなりますな。